ポイント還元と金利に見るクレジットカードの賢い使い方

●ポイント還元率と金利を比較しましょう
クレジットカードをつくるときに、ポイント還元率を見るというのが常識のようになってきました。たしかに、ポイント還元率は非常に重要です。
基本的にはクレジットカード各社は、ポイント還元率を0.5%に設定しています。公共料金の支払いをクレジットカードに設定したら1.0%になったり、各種ポイントキャンペーンにエントリーしたら2.0%になったりしますが、基本は0.5です。
仮に、いろんな手続きをしたり、クレジットカードをかなり使ったりして、2%のポイント還元率を得たとしても、その支払いがリボ払いであれば、なんの意味もなくなります。
リボ払いの金利は5%とか7%というかわいらしいものではありません。10%超えがザラにあります。ポイント還元率を気にしながらクレジットカードを選ぶことも大切ですが、できるだけ金利のかからない支払い方法がたくさんあるクレジットカードを選ぶことも、また重要なのです。

●金利のかからない支払い方法
(1)一括払い
当たり前ですが……金利がかからない一番ポピュラーな支払い方法です。クレジットカード会社が独自に設けた毎月の締め日までのカード利用代金を、翌月(あるいは翌々月)の指定された日に支払います。締めと支払い日の差をとると、うまくすると40日くらいの期間が生まれますので(各カード会社の規定や、カードを使ったお店がいつクレジットカード会社に申請をしているかにもよる)締め支払いの差をうまく活用しましょう。これについては後述します。

(2)2回払い
2回払いも、多くのクレジットカード会社は金利・手数料をとりません。こういうのはありがたいですよね。もっとも、カード手数料は誰が負担しているのかと言えば、多くの場合、カード手数料を見越して、そのぶんが商品代金に上乗せされています。つまり私たち消費者がカード手数料を(実質的には)支払っているようなものです。
こういうことが顕著に出てくるのが、ふぐ料理屋さんやナイトクラブで、カードで支払おうとすると、カード手数料が10%かかりますが……と言われるお店もあります。(最近は減ったように思います。)お店がクレジットカード会社に支払っている手数料は5%前後です。カードの利用代金から5%引いた金額を、お店はクレジットカード会社から振り込んでもらっているのです。

(3)ボーナス一括払い
カードをつくるときに、ボーナス月を設定しておくと、ボーナス払いを選択することができて、この場合も、多くのクレジットカードは金利・手数料無料です。
ボーナス2回払いというものもあり、こちらは金利・手数料がかかるカードとかからないカードとに分かれます。

●リボ払いのキャンペーンってどうなの?
クレジットカード会社のなかには、リボ払いを選択すると、ポイントが2倍になります、3倍になりますというキャンペーンを行っている会社もあります。
これは、ここまでお読みになってわかるとおり、消費者からするとメリットはありません。支払いが遅くなる(毎月少額ずつの返済ですむ)ので、メリットが大きいように感じるかもしれませんが、あなたが負担する金利は相当な金額になります。がんばって貯めたポイントは焼け石に水です。

●締め支払いが長いクレジットカードとは?
以上のような点を考慮したら、必然的に締め支払いのサイクルが長いクレジットカードがいいと言えるのではないでしょうか?もちろん利用するお店によっても、締めが変わってきます。クレジットカードの締め日である10日に5万円のカバンを買ったお店が、翌日の11日にカード会社にデータを送ると、締めは翌月の10日になるという、ラッキーなことが起きたりもします。
お店の都合ではなく、そもそものクレジットカードの締め支払いが長いカードは「三菱東京UFJカード」です。15日締めで翌々月の10日引き落としです。約55日間も支払いをせずに済みます。
また、ガソリン系のクレジットカードではありますが、「出光カードまいどプラス」。毎月末日に締め、翌々月7日支払いとなります。支払日まで最長で約68日あります。たとえば3月1日にまいどプラスを利用すると、締めは3月31日です。支払いは5月7日です。

●ポイントと締め支払いの両方を考えましょう
このように、締め支払いを上手に考慮すると、カードを利用してから長い間お金を支払わずに済みます。もっとも、この締め支払いを上手に利用しすぎて自転車操業になってしまっては、なんの意味もないのですが、ポイントを上手に貯めつつ、金利・手数料を無料にしてしまおうと思えば、締め支払いのサイクルが長いクレジットカードをお薦めします。
人の意志は弱いので、クレジットカードを持つと「つい」買い物をしてしまうものです。ボーナスが入るから「まっ、いっか」と思って、買い物をしたりします。そういうことが積み重なると、人は安易にリボ払いに変更をします。ボーナスの金額には限りがあるし、年末や夏休みは、ボーナスを使ってやるべきことがたくさんあるのです。
ボーナスを期待しないで、賢くクレジットカードを使いこなそうと思えば、最初から締め支払いのサイクルが長いカードをつくっておくことをお薦めします。