SBIカードを詳細解説

SBIカード

●概要
SBIという名前を聞きなれない人もいると思います。SBIのSBとは、もともとはソフトバンクの略でした。ソフトバンクが抱えるクレジットカード会社として発足したのがSBIカードのはじまりです。その後、上場したり、ソフトバンクの他の子会社ができたりするなかで、現在ではソフトバンクと距離を置く会社となり、SBIの解釈はStrategic Business Innovator(戦略的事業の革新者)となっています。住信などと連携しながら、総資産1兆円を超える(2010年現在)国際的な金融会社となっています。
国内の老舗のクレジットカード(たとえばJCBカード)などと比べると、支払日を自由に設定できることや、WEBでの支払いが容易にできるなど、臨機応変さを持つ外資系企業の香りのするカードであるという特長があります。
たとえば、リボ払いにしていた支払いを、臨時収入があったなどの理由で、急きょ一括支払いしてしまうことができるというフレキシブルな対応が可能です。また、カード利用金額の引き落とし口座を複数の銀行に設定できるので、うっかり引き落とし口座にお金を入れ忘れても、他の口座から引き落としてくれます。なにかと利便性が良いカードです。

●SBIレギュラーカード
(1)年会費永年無料
SBIレギュラーカードはずっと年会費が無料です。以下に述べるように、海外旅行の傷害保険などがついて、年会費無料というのは、非常にありがたいカードであると言えます。国際決済ブランドはマスターのみの選択となります。現在、VISA、JCB、マスターの利便性は誤差の範囲であるとも言われていますから(どれを選択してもそうサービスに大差がない)マスター「しか選べない」というネガティブな考えを持たなくてもいいように思います。(どうしてもJCBが良い!と言うのであれば、SBIとは別にJCBをつくるという選択肢もあるので)。

(2)最高2,000万円の海外国内旅行傷害保険
最高2,000万円補償の海外国内旅行傷害保険がついてきます。また、入院や通院にかかる費用も補償してくれます。
会員と同行の家族にも額面の50%を補償する家族特約が付いているのもうれしい点です。年会費が無料であり、なおかつ同行する家族の旅行補償までしてくれるクレジットカードは、今のところ国内ではSBIカードくらいではないかと言われています。利用付帯が条件になりますが、悪くない条件ではないでしょうか?

(3)複数の銀行口座を決済口座として登録可能
複数の銀行口座を決済口座として登録できますので、うっかり銀行に入金し忘れたという事故を防いでくれます。また、支払日を自由に設定できるのもうれしいところです。

(4)ポイント還元率は1.0%以上
SBIカードは、カード利用1,000円につき10ポイントを得ることができます。ポイントは24カ月間有効です。5000ポイント貯まると5000円のキャッシュバックを受けることができます。カード利用50万円に対して5000円のキャッシュバックですから、ポイント還元率は1.0%ということです。
累計ポイントが10,000ポイントになるまで待てば、12,000円のキャッシュバックになりますので、還元率は1.2%になります。
単純計算すると年間利用25万円以上で還元率1.0%。50万円以上で1.2%の還元率ということになります。25万円の年間利用と言えば月にして2万円少々という計算です。月2万円ちょっとのカード利用で、還元率1.0%というのは、いいほうです。通常は、基本還元率の0.5%が適応されるのみです。

●SBIゴールドカード
(1)SBIゴールドカードは純金なのです
SBIゴールドカードは、24K(純金)を使用したフェイスデザインになっています。文字通りのゴールドカードなのです。遊び心と言うべきか、正直で良いと言うべきか……。他ではなかなかお目にかかれないクレジットカードです。

(2)最高5,000万円補償
SBIの通常カードが最高2000万円の補償に対し、ゴールドは5250円の年会費に対して5000万円まで補償をしてくれます。
また、海外での疾病治療費用は他社ゴールドカードではなかなかお目にかかることのできない最高500万円の補償になっています。これはSBIゴールドカードの強みであると言えます。
しかし、残念なことに、国内外における空港ラウンジ利用サービスは付帯されていません。このサービスが欲しいのであればSBIのプラチナカードを持つ必要があります。

●SBIプラチナカード
年会費31,500円のプラチナカードです。このSBIプラチナカードはカードの表面に純プラチナを使用しており、本物のプラチナカードであると言えなくもありません。こういうシャレたデザインをするカードは、国内でもあまりお目にかかることはありません。SBIオリジナルと言ってもいいのではないでしょうか?招待制の他社プラチナカードは招待制ゆえに情報がないのですが、純プラチナを使ったカードは、オープン情報を辿る限り、聞いたことはありません。

(1)日本初のMasterCardプラチナカード
SBIは国際決済ブランドであるマスターと提携しており、日本初のMasterCardプラチナカードはこのSBIマスターカードであると言われています。このMasterCardプラチナカードは、国内においてはセゾンが発行するプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとよく比較されます。どちらも世界300空港600ヶ所以上のVIPラウンジが使える「プライオリティ・パス」への無料入会特典があるからです。
ただし、他社のゴールドカードが行っている国内の空港におけるラウンジサービスは備えていません。他社のゴールドカードは国内空港ラウンジは使えても、海外のラウンジは使えないといったこともあり、2枚持ちをしてはじめて国内外の空港ラウンジを使えるようになるのかもしれません。

(2)海外旅行保険の補償額は最高1億円の補償
SBIプラチナカードは、海外旅行の補償が最高1億円と、非常にセレブな金額になっています。ただし、航空遅延便保険がないことを考慮すると、《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードのほうがサービスが良いのかもしれません。《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードも同額の1億円の補償がつきます。そのうえで、航空機の遅延補償までつきます。

(3)MasterCard Taste of Premiumが使える点がお得です。
細かく他社カードと比較をすると、個々に細かな優劣が出てきますが、このSBIプラチナカードが優れている点は、MasterCardが行っている世界的なサービスであるMasterCardプレミアムカード(チタンカード・プラチナカード・ワールドカード)会員向け限定の優待サービスである「MasterCard Taste of Premium」を利用することができる点です。
MasterCard Taste of Premiumサービスとはたとえば以下のようなサービスです。

*飲食が1名ぶん無料に!
提携50店舗の高級レストランにおいて、所定の食事をした場合に、2名以上での飲食の場合、1名が無料になるサービスです。対象レストランは、たとえば銀座マキシム・ド・パリや花蝶、ホテル日航東京 鉄板焼 銀杏などの有名どころです。

*海外旅行時の往路・復路で手荷物配達サービス
5㎏までの荷物を2個まで無料宅配してくれるサービスを受けることが可能です。

そのほか、懐石 海石榴などの超高級温泉旅館に会員特別価格にて宿泊できるなどの特典があります。マスターカードの競合にあたるVISAもこのようなワンランク上のサービスを行っていますが、どちらかと言うとマスターカードのほうがサービスが良いという評判があるようです。
ただし、このマスターカードのサービスは、2011年よりシティカードの上位カードであるシティ リワードカード(年会費3,150円)やシティ リワード ワールド カード(年会費12,600円)も行っており、SBIならではのサービスではなくなったところが残念な点です。

●SBIカードのまとめ
年会費無料で海外国内旅行の傷害保険が欲しいというのであれば、SBIの通常カードは非常においしいと言えるでしょう。普通カードにおいては利用付帯が条件となりますが、利用付帯であっても年会費が無料であり、同行者にもそれなりの保険が適応されるのであれば、まちがいなくおいしいカードの部類に入ります。
また、ポイント還元率を見ても、普段使いのクレジットカードとしてそれなりに(例えば毎月2~5万円くらい)カードを使うのであれば、還元率が1.0%を超えますから、お得であると言えます。
その他の付加サービスは、上位カードになるとマスターとの相乗り的なサービスとなってしまい、SBIを選ぶ魅力に欠けるかもしれません。しかし世界的な信用力のあるマスターのVIPサービスに魅力を感じつつ、SBIの持つ国際信用力に魅力を感じるのであれば、SBIを選んでみてはいかがでしょうか?セゾンアメックス(プラチナ)との比較を上述しましたが、セゾンという百貨店系のイメージが好きでない人は、是非!ということです。

SBIカードの公式サイト