Swichカードを詳細解説

東京電力

●概要
東京電力はSwichカードというクレジットカードを発行しています。三菱UFJニコスが発行を代行しており(具体的には三菱UFJニコスが抱えるDCカードが発行している)、国際決済ブランドはVISAかマスターを選ぶことができます。電気料金を含む公共料金(電気・ガス・水道・携帯電話・固定電話・インターネット等)を東京電力カードで引き落としにしていて、なおかつ毎月1万円程度のクレジットカードでの買い物をしていた場合、たとえば伊勢丹の6000円ぶんの商品券に相当する商品をポイントでもらうことができます。東京電力カードのホームページにポイントシュミレーションがあるので、ご興味のある方はやってみてください。
ポイントの貯め方や交換の方法はわりとシンプルであり、年会費無料(ゴールドカードを除く)、電気代の引き落としをカードに設定しておくと2年目も年会費無料、旅行保険が付帯、ETCカード無料というシンプルなクレジットカードです。生活に密着したふだん使いのクレジットカードとして、是非、いかがでしょうか?
※2012年9月現在、新規申し込み受付を中止しています。詳しくは本文最後をご参照ください。

●東京電力Swich! 一般カード
一般カードは初年度年会費は無料です。2年目以降、1050円の年会費がかかりますが、電気料金をこのクレジットカードで支払っている場合、年会費は無料です。

(1)年会費無料で旅行保険がついてきます
年会費が無料のわりに、いきなり国内・海外旅行の傷害保険が2000万円もついてきます。これは非常にありがたいカードです。通常は年会費が有料でないと、なかなかついてこないサービスなのです。
2000万円の保証枠を得ようと思えば、掛け捨ての海外旅行保険でおそらく3~5000円くらいはします。渡航先や滞在日数によって掛け捨ての旅行保険料は変動をしますので、いちがいにいくらとは言えないのですが、相場として3~5000円程度です。これが実質無料になるのですから、旅行に行く方にとってみればお得であると言えます。

(2)ショッピング補償は最大100万円
ショッピング補償も年間最大100万円をカバーしています。万が一のときにとても心強いクレジットカードです。

(3)ポイントは明快な計算です
クレジットカード1000円利用に対して1ポイントが得られます。これを実質還元率になおすと、基本還元率0.5%になります。非常にありふれた数字ですが、電気料金をカード払いに設定するとポイントは2倍になります。また、新聞代金、電話代金、プロバイダ代金などもポイント2倍の対象となります。
つまり、毎月引き落とされる料金を東京電力カードに設定しておくだけで、実質還元率が1.0%になるのです。1.0%と言えば、他社のクレジットカードと比較して「少し条件が良い」程度ですが、他社で1.0%を求めようと思えば、各種キャンペーンにエントリーするなど、少々手間なことをしなくてはなりません。この東京電力カードは、最初に引き落とし設定をするだけですから、比較的条件の良い1.0%であると言えます。
※オール電化住宅はポイントが4倍になります。

(4)お得になる公共料金一覧
(A)電気代
北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力

(B)ガス代
東京ガス

(C)水道料金
東京都水道局(昭島市、羽村市、檜原村を除く)、武蔵野市水道部、横浜市水道局、水戸市水道部

(D)新聞代金
朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞(東京23区の販売店が対象)、産経新聞、 東京新聞

(D)各種放送料金
NHK、スカパー!、WOWOW、iTSCOM、JCN大田、JCN川越、JCN関東、JCN中野、JCN日野、JCN武蔵野三鷹 

(E)電話料金・その他通信料金
KDDI(au・固定電話・まとめて請求)、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、フュージョン、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、ソフトバンクテレコム au one net(KDDI)、DTI、OCN(NTTコミュニケーションズ)、ODN(ソフトバンクテレコム)

(5)ポイントシミュレーション
東京電力カードのホームページにポイントの計算画面があります。以下に一般的な家庭を想定して、シミュレーションを行った結果をご紹介しましょう。支払い対象はすべて上記のポイント2倍の対象であると仮定しています。
電気代15000円
水道料金4000円
固定電話代5000円
携帯代10000円
NHK2290円
ガス代10000円
新聞4000円
合計50290円
となります。ポイントにするとこれで月502円相当のポイントになります。年間で約6000ポイントです。

(6)ポイント交換について
上記の年間約6000ポイントは、たとえば以下のものに交換が可能です。
ANAマイレージ 3000マイル
JTBトラベルポイント 6000ポイント
伊勢丹商品券 6000円分の商品券
高島屋商品券 6000円分の商品券
東急・三越についても6000円分の商品券
auポイント 6000ポイント分
※すべて東京電力カードのホームページのシミュレーション結果より抜粋

いたって明快なポイント交換であると言えるのではないでしょうか?オシャレな商品と交換するよりも、まずは商品券!という方は是非、東京電力カードを申し込んでみてはいかがでしょうか?

(7)ポイントの繰越について
200ポイント以上獲得していると、ポイントの繰り越しをすることができます。繰り越しは最長で3年間です。公共料金の引き落としを設定しておくと、年間200ポイントの獲得はハードルが低いと言えるでしょう。

●ゴールドカード
東京電力カードにはゴールドカードがあります。年会費は10500円です。基本的には、東京電力カードの発行元である三菱UFJニコスの管理ブランドであるDCカードのゴールド会員と同等のサービスを受けることができます。

(1)旅行補償5000万円・ショッピング補償300万円
一般カードが旅行補償2000万円・ショッピング補償100万円であるのに対し、ゴールドは旅行補償5000万円・ショッピング補償300万円です。上述したように、掛け捨ての旅行保険との一律の比較はできないものの、5000万円の補償を得ようと思えば、掛け捨て保険で1万円ちかくすることもあり、お得であると言えなくもない数字でしょう。

(2)ポイント倍率もVIP!
ポイントは電気料金のカード払いで3倍になります。つまり実質還元率は1.5%です
ポイント3倍の対象のみを考えた場合、毎月6万円のクレジットカード利用があれば、6万円に対しての1.5%還元で、それの12カ月として10800ポイントという計算になり、年会費分のもとはとれると言えます。

仮にポイント3倍の対象のみの利用で考えた場合、月に6万円の利用があれば「60000×1.5%×12=10800」で、年会費のモトが取れる計算に。

(3)正規DCゴールドよりも還元率はいいかもしれません
DCのゴールドカードも年会費10500円であり、旅行保険5000万円、ショッピング補償300万円と、この東京電力カードのゴールドと同じ条件です。
しかし、公共料金の支払いをカードで行うことでポイント還元率が上がるのはこの東京電力カードのみであり、使い方によっては正規DCカードよりもポイント還元率が良いと言えます。

(4)空港ラウンジサービス
DCゴールドカード会員専用サービスである空港ラウンジサービス(成田・羽田・関西国際空港・他)を、東京電力カード会員も使うことができます。
また、DCカードのゴールド会員専用の会報誌「GRAN」が年間10回、無料で届きます。各種飲食店や劇場の優待、ワンランク上の宿泊施設への優待などを会報誌にて行っており、真のゴールドカードライフを楽しむことができます。

●残念なお知らせ
2012年9月現在、この東京電力カードは、発行を一時中止しています。次回、発行業務を再開するのはいつか?などの情報は東京電力カードの公式ホームページには掲載されていません。日本国民の民意を考えると、3.11の原発事故が、ある程度、国民的に納得をするかたちで収束しないと、再開しないようにも思います。オール電化住宅が、震災後CMをとりやめてどこかに消えてしまったように、東京電力カードも、少し消えかかっているのでしょうか?
東京電力Switch!カード事務局からのメッセージとして、以下の文章が公式HPに掲載されていますので、最後にご紹介しましょう。(全文抜粋)

<3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震により、発電設備および流通設備など、当社設備が大きな影響を受けており、当社供給区域における電力需給が極めて厳しい状況になっております。当社としては、安定供給に向け早急、最大限の対策を講じることで、一日も早い復旧に取り組んでまいります。
つきましては、当面の間、東京電力Switch!カードの入会申込受付を一時停止させていただきたく存じます。ご入会をご希望のお客さまには、ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんが、なにとぞご理解をいただきますようお願い申し上げます。>

残念ではありますが、我がの利益よりも震災復興が急務である以上、あたたかい目で東京電力カードを末長く見守るしかなさそうです。

Swichカードの公式サイト